ガイオジムBLOG: ローキックのコツとローキックでＫＯできる選手

愛知県名古屋市各所で格闘技（キックボクシング・ボクシング）のレッスン と筋力トレーニングのマンツーマンレッスンをしている和田教良です。

今回はローキックについて語っていこうと思います。※何か発見がありましたら随時書き足していきます。

ローキックって何？

相手の足をスネで蹴る技のことです。
ちなみにお腹をスネで蹴る技をミドルキック
顔を蹴ることことをハイキックといいます。

ローキックの効果と蹴られるとどうなるん？

派手さにはかけるものの、効果が抜群なのがこのローキック。
強力なローキックの使い手であれば一撃で膝の靭帯を断裂、ヒザのお皿を破壊したりと笑えない破壊力があります。
ダメージ回復がしにくいので蹴り続けることで徐々に弱らせてダウンにつなげることもできます。
ボクもローキックを効かされたことがあります。
ローキックを効かされた次の日は、生まれたての子馬みたいにガクガクです。階段の昇降がかんなりきついです。
動くたびに痛みがあって足を引きづって数日を過ごすことになりました。※それでも階段ダッシュをやりに行きました。ドＭです。

ローキックの使い方

ダメージを与える
意識を散らせる
ペースを握る

があります。

ローキックでダメージを与える

①ローキックでダメージを与える

ダメージを与えることが目的のローキック。

奥足のローキックがダメージをより与えやすいです。

基本的な蹴り方は
蹴り足で地面を強く蹴り出して斜め前に軸足を踏み込みます。
このとき軸足をはじめから返しておきます。
ミドルやハイと違い、軸足はべったり地面を踏みしめます。
踏み込みの勢いを殺さないで、斜め前方に体重を落とすように
斬るイメージで蹴り込みます。
蹴る部分の反対側まで蹴る気持ちで蹴ります。
蹴った後はすぐに引くことを意識すると蹴り足が走り、スナップの効いた
効果的な蹴りを出すことができます。

参考になる選手
1.武田幸三

【参照元:中国記事】

とにかく痛そうなローキック！毎日サンドバッグに3分×5R右ローだけを蹴り込む練習で鍛えあげると雑誌で見たことがあります。武田選手のスネを見るとトレーニングの成果なのかスネ毛が抜け落ちています。攻撃を受けた選手が「〇●で攻撃を受けたみたいだった」と表現しているときって凄く痛いと思ってもらって結構です。
空手の館長に殴られたときは「石で殴られた」ように痛かったです。

2.祐樹

【参照元：バウトレビュー】

ローキックの鬼。病院送り不可避。　階段ダッシュでローキックを鍛えていると見聞し真似をしたものです。確かにローキックは強くなるわ、テイクダウン取られにくくなるわでプラス面が大きかった。難点は階段ダッシュはしんどい！(笑)でも好き。しんどいけど強くなるにはいい練習♪

3.高橋遼伍

【参照元：バウトレビュー】

ふくらはぎを狙ったローキックを蹴るなど蹴り方が多彩。

4.マルロン・モラエス

【参照元：ＭＭＡＰＬＡＮＥＴ】

ローキックでＫＯ勝ちの多い選手。恐らく蹴られたら2-3日動けなくなると思う。下手したら膝の皿が割れて立てへんようになるかも・・・

5.ジャスティン・ゲイジー

【参照元：ＭＭＡＰＬＡＮＥＴ】

ファイトスタイルがアグレッシブで面白い！見ている側はいいんだけどダメージが溜まるだろうし、ドランカーにならないかちょい心配。

見ている分はいいんだけど・・・

以上
３－５はＭＭＡでローキックを効かせる選手達(一部)

ローキックで意識を散らせる

②ローキックで意識を散らせる

ほかの攻撃を当てるために意識を拡散する目的で蹴るローキック。
頭に攻撃を当てたいが相手のガードがあるのでいきなり当てるのは難しい。
そのためローキックを蹴ることでダメージを与える、ディフェンスをさせることで
顔面のガードをおろそかにさせハイキックやパンチといったKOに結び付きやすい技が当たりやすくなります。

参考になる選手

1.アーネスト・ホースト

【参照元：ミドルエッジ】

ローキックでKOを量産できる選手でもあります。ローキックを効かせて矢次早やにハイキック、パンチで相手を倒す場面も。技術もすばらしいです。2回負けているミルコクロコップが言うにはスネが異常に固いらしいです。

2.レミー・ボンヤスキー

【参照元：バウトレビュー】

オランダ系のキックボクシング(ダッチボクシング)の選手はローキックが強力でかつコンビネーションに組み込んでいるのが目立ちます。レミーもローキックからハイキック、飛びヒザで相手をＫＯするシーンが多かった。

ローキックでペースを握る(イニシアチブをとる)

③ローキックでペースを握る

ローキックをまるでジャブを打つように頻繁に出して
ペースを握って試合を優位に進めます。一発一発はダメージは少なくとも、
徐々に体力ケージが削られていく
気がしてやられている側は精神的に圧を受けます。

参考になる選手

1.佐藤嘉洋(さとうよしひろ)

【参照元:バウトレビュー】

教則ＤＶＤを購入したことあります。
ローキックからヒザ蹴りにつないだりとコンビネーションが多彩。

2.ダニエル・ギタ

【参照元:バウトレビュー】

兎にも角にもローキック。
鬼ローの選手。

ローキックのコンビネーション

(オーソドックス)
①ジャブ→右ローキック
②ワンツーフック→右ローキック
③ワンツー左ボディー→右ローキック※アーネスト・ホーストを中心としたオランダの選手が愛用
④右スイング→奥足左ローキック※梅野源治選手がこれうまい。
最後をローキックで終わる対角線のコンビネーションです。ポピュラー

①飛びヒザ→右ローキック
②左ミドルキック→右ローキック
③右アッパー→奥足ロー

ローキックからスタートするコンビネーション

(オーソドックス)
右ローキック→左フック
右ローで大きく円を描くように戻して相手のステップインを誘い込んで当てるやり方と
蹴ったら一気にそのまま体をひねってねじれを活かしてアタックするやり方。

右ローキック→右ストレート
ローキックのダメージでガードを下げさせて同じモーションで右ストレートを打つ

左ローキック→右ハイキック
対角線のコンビネーション
蹴り足キャッチを狙う相手に特に有効

左ローキック→左ハイキック
ロー蹴ったらすぐにハイキックです

ローキックのトレーニング方法

①サンドバッグを蹴る！

【参照元：ＧＢＲ】

武田幸三選手を見習ってローキックを一発一発フルスイングで蹴り倒します。
3分×5R
はじめは足が痛くて蹴るん嫌になります。しかし、続けてやっていくいくうちにスネが固くなるのか
痛くなくなっていきます。

②足を鍛える

単純に足の筋肉を鍛えることで破壊力を上げます。
スクワット等のウェイトトレーニングや階段ダッシュ

③砂袋を蹴る