2017年12月17日日曜日

キックボクシングや空手の前蹴りの練習をピンポイントで教えます

愛知県名古屋市 各所で格闘技(キックボクシング・ボクシング)のレッスン筋力トレーニングのマンツーマンレッスンをしている和田教良です。

今回は前蹴りについて書いていきます。※後日、発見がありましたら付け足して書いていくのでチェックをよろしくお願いします。

前蹴り

足の裏で蹴る技。
ターゲットポイントは足、おなか、顔です。

ダメージを与える目的のときは、中足ではじくように蹴ります。
距離を保つため、もしくは技の出だしをくじきたいときは骨盤を前にだしてプッシュすることが大事です。

顔面への前蹴り
アゴ先めがけて下から蹴り上げます。
クリーンヒットしたらKOできるぐらいの破壊力!

顔面前蹴りが決め手となった試合は、
①小比類巻貴之VS新田明臣。2戦目
②魔裟斗VSブアカーオ。1戦目
③アンデウソン・シウバVSビクトー・ベイフォート
④リョートマチダVSランディー・クゥートァー

です。

ボディーへの前蹴り


ボディーへの前蹴り
クリーンヒットすると呼吸困難に・・・地味ながら効果的です。総合格闘技の先輩である濱村健さんに、よく悶絶させられていたのが懐かしいです。

パンチの最後に距離を確保する目的で出すと有効。または、相手が大ぶりのワンツーのタイミングに合わせて左の前蹴りをはじくように打つと刺さりやすいです。


コンビネーションのつなぎとしての前蹴り

前蹴りから~
攻撃するための空間をキープするための前蹴り。キックにつなげやすいです。



  1. 前蹴り→跳びヒザ
  2. 前蹴り→ヒザ
  3. 前蹴り→キック
  4. 前蹴り→ジャンピングエルボー

・・etc

また、相手のパンチやキックの出始めに合わせて妨害することもできます。
前蹴りをマスターすれば容易に近づけなくさせることも可能。
すごく有効な打撃といえるのではないでしょうか?

前蹴りは、ほかの攻撃と比べて腰の回転が少ないのであまりレッスンでやることがありませんが、実戦を意識するのであれば覚えておいて損はありません。

前蹴りのトレーニング方法

①スクワット前蹴り

フルスクワットで、起き上がったときに前蹴りを蹴ります。
左右交互に出して必ずまっすぐ繰り出します。
左右合わせて50回が目安。
全部こなすと足がパンパンになり動けなくなるほどです。

②コーナーポストやサンドバッグに打ち込む

コーナーポストやサンドバッグに打ち込みます。このときに、
体の軸がぶれないように注意が必要。蹴り終わりも攻撃を外してしまった時を想定して、
蹴りっぱなしになるのではなく、蹴り足を折りたたんで蹴れるようにコントロールして戻します。

③ミットをもってもらい練習

ミットを持ってくれる人がいる場合は、ミットでも練習することができます。
この時に、どういった前蹴りがしたいのか持ち手に伝えておくと精度を上げたい
方法の前蹴りを練習することができます。


前蹴りがうまい選手


セーム・シュルト


【参照元:GBR
強いけど不人気でした。野獣爆弾の替え歌で少し名をはせましたね。

前蹴りと三日月蹴りを織り交ぜて出すのでディフェンスするのが難しい。
突きに近いジャブもあり破壊力は「ブロックでも殴られたみたいに痛い」とのことで
前手前足の攻撃で相手の体力精神力を削ることが出来る選手。
シュルトの前蹴りは効かせることを目的に蹴っていることが多いです。
前蹴りと三日月でボディーにダメージを与えられることで、軌道が似ている左のハイキックが決まりやすい。

濱村健(ハマケン)


【参照元:スポーツナビ
京都の先輩。体重差の概念が薄かったころなのでパウンドや打撃の力加減がおかしかった。濱村さんと会って話したいけど練習に行くのは怖かったのが懐かしい思い出。

ワンツーのタイミングで前蹴りを当てるのがうまい!奥足の前蹴りでも相手を倒すことが出来る。
前蹴りをフェイントにして近づいて強烈なヒザ蹴り、首相撲に持ち込むことも得意。
攻撃力が高い選手でした。

ブアカーオ・ポー・プラムック


【参照元:バウトレビュー
アンディーサワーと戦っているところ。アンディーもブアカーオも良い選手でしたね。

ムエタイの選手はペースを握るためにも前蹴りを大事にします。相手を「チェック」して前蹴りを蹴ります。
相手のミドルキックを蹴るタイミングで軸足に前蹴りで崩し攻撃を攻撃で出させなくするのが達人的。
魔裟斗戦で見せた顔面前蹴りも強烈!


小宮山工介


【参照元:バウトレビュー
こんな前蹴りもらったら怖いですよね。漫画「軍鶏」で前蹴りで親指が目に入って
失明したシーンがありちょっとトラウマ・・・。

空手家の選手で、前蹴りをパンチのようにたくさん出しています。
小宮山選手のように前蹴りを顔面に当てられると相手は余裕がなくなっていくので蹴れるのであればどんどん蹴っていきたいですね。


最後に・・・

どのような技も長所/短所がありますので、そこのところをよく理解した上で技術を習得してもらえればと思います。
前蹴りの短所は、蹴り足をキャッチされるリスク、外した時のカウンターを被弾する恐れがあります。
ただ、欠点を知っていればカバーする手段も考えることができます。
頑張って練習に励んで強くなりましょう。

そして
最後までご覧いただきありがとうございました。


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